診察当日に撮影・診断ができる、人にやさしいMRI


日々の暮らしの健康を維持していくには、まず自分のからだの状態を知っておくことが大切です。そのために当院ではMRI(磁気共鳴画像)にて見える病気やケガを診ることができます。MRIはみなさんがイメージしているトンネル型のものではなく、オープンMRIを設置しております。オープンMRIは広く開放した環境で検査が受けられるので、狭いところが苦手な方や小児やお年寄りなど、MRIでの検査が苦手な方にも配慮した、人にやさしいMRIです。


MRIを用いて、造影剤を使わずに脳の血管を撮影するMRA(磁気共鳴血管画像)検査もできます。従来の脳血管撮影(腕や足の付け根の動脈からカテーテルと呼ばれる管を挿入して行う検査)は、体への負担も多く、入院の必要がありましたが、MRAでは、約20分で終了するため、患者さんはその日のうちに帰宅することができるようになりました。さらにMRAを行うことで、MRIでは困難であった脳の血管の状態を把握できるため、クモ膜下出血の原因となる脳動脈瘤や脳梗塞の原因となる血管狭窄をも発見できるようになりました。




また今までのMRIでは診断困難であった超急性期の脳梗塞に対してもMRI拡散強調画像を導入したことで診断能力も向上しております。このような設備に加え、緊急時にもすぐにMRIを撮影できる体制を整えて、病気やケガの早期発見および早期治療を行っております。




MRI診察の流れ


当院は、常に適切な検査が実施できるよう、最新鋭の検査機器を導入し、画像診断専門のスタッフが検査を担当しております。検査の流れは以下の通りです。

1. 検査受付、医師の問診結果による検査


ご予約された検査時間にご来院ください。
当院のMRI検査は予約制です。ご予約の時間に遅れないようご注意ください。万一、遅れそうな場合はお電話いただきますようお願いいたします。


2. MRI検査の説明


予約当日、受付までお越しください。問診票を記入後、更衣が必要な場合は、検査着に着替えていただきます。更衣終了後、当院スタッフが検査について説明いたします。


3. 検査撮影


「検査室」に入り、検査台に横になります。診療放射線技師が撮影を行います。
(注)MRIやMRAは動きに弱い検査なので、撮影中は出来る限り動かないようにしてください。


4. 診断説明


検査終了後、専門医が画像診断します。診断結果が出るまで待合室でお待ちください。結果が出ましたら医師が説明いたします。