頭痛診療のセミナー参加
9月1日に東京で頭痛診療のセミナーがありました。
全国から頭痛専門医が約200名、六本木ヒルズ49階に集合しました。
この会の特徴は、与えられたテーマについてグループワークを行うことです。
今回のグループのテーマは「心理社会的要因の関与する頭痛へのアプローチ」でした。
慢性化した頭痛には心理的、社会的な要因が関与していることが多く、治療に難渋するケースがあります。
そのような場合、認知行動療法を取り入れることで治療効果を上げることができるようです。
認知行動療法とは、いろんな原因で偏った物事のとらえ方になった状況を修正して、気分や行動を変化させる治療法です。
特に印象に残ったのは「主語を患者さんにする」ことでした。
どうしても、日々の診療では医者の言動、行動が中心になりやすいですが、患者さんの思考や行動について患者さん自身で気がついてもらうことが大切なんだと感じました。