成年後見人制度の診断書を作成しました

津幡町からの依頼で、成年後見人制度の診断書を作成しました。
認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力の不十分な方々は、不動産や預貯金などの財産を管理したり、身のまわりの世話のために介護などのサービスや施設への入所に関する契約を結んだり、遺産分割の協議をしたりする必要があっても、自分でこれらのことをするのが難しい場合があります。また、自分に不利益な契約であってもよく判断ができずに契約を結んでしまい、悪徳商法の被害にあうおそれもあります。このような判断能力の不十分な方々を保護し、支援するのが成年後見制度です。
今回の申請は80歳代の方です。以前から軽い物忘れがありましたが、家族が亡くなられ1人暮らしとなり金銭管理で親戚とトラブルがあったようです。親戚から町に相談があり、成年後見人制度を利用することになりました。
当院での認知症の検査・診察と、役場からの情報も参考にして診断しました。
今後、1人暮らしの高齢者や認知症の方が増えると、この制度の利用が重要になってくると思います。
認知症でなくても利用できますので、気になる方は役場で相談されてはいかがでしょうか。



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