片頭痛の新しい治療薬

新年、あけましておめでとうございます。
年末年始の大雪や新型コロナの流行で暗いニュースばかりですが、今年は頭痛診療の新薬が発売されそうです。
片頭痛治療は、急性期治療(頭痛発作の痛みを緩和する)と予防療法(頭痛の頻度や重症度を軽減するため)を組み合わせて行っています。現在、予防療法はカルシウム拮抗薬や抗てんかん薬などを用いています。
数年前から、カルシトニン遺伝子関連ペプチド(calcitonin gene-related peptide; CGRP)が片頭痛の病態に深く関与することが明らかとなり、CGRP関連抗体による治療薬が開発されてきました。その新薬の治験が2~3年前から国内でも行われ、2021年には承認される可能性が高くなったようです。今後、当院でも使用できるようになりましたら、詳細を紹介していきます。



この記事をシェアする