群発頭痛の患者さんが増えています!

最近、群発頭痛で受診する患者さんが増えています。群発頭痛?と思われる方も多いと思います。
群発頭痛とは、頭の片側(目の奥)に激しい痛みを3時間ほど認める頭痛です。頭痛の時に目の充血、涙や鼻水などを伴うのも特徴です。30~50歳代の男性に多く、頭痛の頻度は半年から2年に1回程度で、頭痛の発作が出ると1~2か月間、毎日頭痛が起こります。
特徴的な頭痛ですが、群発頭痛の有病率は 10 万人あたり100人程度、片頭痛の有病率10万人あたり7000人程度と比べると稀な病気であり、片頭痛と診断されることも多いです。
群発頭痛の治療は大きく3つあります。
1つ目は痛みを抑える薬です。群発頭痛は痛みが強く、一般の痛み止め(鎮痛薬)では効果がないので、トリプタン薬を使用します。トリプタン薬の中でも即効性のあるトリプタンの注射薬を用います。
2つ目は痛みを予防する治療です。定期的に毎日服用することで、頭痛の頻度を減らしたり、痛みの程度を抑える効果があります。
3つ目は酸素療法です。医療用の酸素をマスク装着で15分間ほど吸入し、群発頭痛の症状を改善させます。夜間に頭痛発作を起こすことが多いので、自宅に酸素ボンベを設置し、発作時に酸素吸入しもらっています。酸素吸入による群発頭痛の治療は2018年から保険適用となり、当院でも行っています。
当院では群発頭痛で年間30人ほどの患者さんが受診されており、3つ治療方法を組み合わせて素早く対応しています。
「群発頭痛かも」と思ったら、早めの受診をお勧めします。



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