熱中症のガイドラインを知っていますか

先日の休み、能登半島で一番標高が高い宝達山まで、自転車で登ってきましたが、非常に暑く熱中症になりそうでした。

連日の猛暑で、熱中症で亡くなっている方もいると報道されていますが、熱中症診療ガイドラインはご存知ですか。
熱中症の診断基準は
⇒「暑熱による諸症状を呈するもの」のうちで、他の原因疾患を除外したものを熱中症と言います。


『1度の熱中症の対応と治療』
通常は現場で対応可能
冷所での安静、体表冷却
経口的に水分とナトリウムの補給


『2度の熱中症の対応と治療』
医療機関での診察が必要
体温管理、安静、十分な水分とナトリウムの補給
(経口摂取が困難なときは点滴で)


『3度の熱中症の対応と治療』
入院が必要
体温管理(体表冷却に加え体内冷却、血管内冷却を追加)
呼吸管理、循環管理

『熱中症の対策での水分補給は』 
水分とナトリウムの補給が基本です。
予防や治療では、0.1~0.2%の食塩と4~8%の糖質を含んだ飲料を飲むことを推奨されています。
1Lの水に1~2gの食塩と大さじ2~4杯の砂糖加えて飲むと、効率よく水分を吸収できます。
市販されているスポーツドリンクでも効果はあるのですが、塩分量が少なく、糖分が多いものが多いことに注意が必要です。
特に塩分と水分が適切に配合された経口補水液(ORS:Oral Rehydration Solution)がお勧めです。


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