脳神経外科学会に参加
横浜で開催された、脳神経外科医の学会に参加してきました。
その中で気になったのは、病院前脳卒中病型判別システム「JUST Score」です。
現在、脳梗塞の治療は血管内治療(カテーテルによる血栓の回収療法)が超急性期(発症から8時間以内)に有効とされています。
ただし、問題は適切な治療施設への搬送には時間がかかるうえ、血管内治療が施行可能な施設や医師が偏在しているため、未だ多くの患者は血管内治療を受けることができない状況にあることです。
救急隊員に現場で評価可能な項目を収集し病型を判別するソフト「JUST Score」に入力して、専門的治療を必要とする脳卒中患者さんを素早く適切な治療施設へ搬送るようになったとのことです。
早速、スマホのアプリで試しましたが、病型の割合まで表示され、驚きました。
このソフトが広まり、脳梗塞の超急性期の患者さんに役立つことを願うばかりです。